刀匠:工藤 将成
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工藤将成 (本名 工藤芳洋)、1976年群馬県桐生市生まれ、埼玉県入間氏出身。高校在学中に刀鍛冶の仕事に出会い、刀鍛冶を志すようになる。高校在学中から福島県「将平鍛刀場」に通い始め、1995年から正式に藤安正博刀匠に弟子入り、8年間の修行を経て独立。この時、独立のための試験として製作した一振りが2004年度日本美術刀剣保存協会 新作展覧会にて初出品ながら〈太刀 刀の部〉において努力賞一席及び新人賞を受賞する。

2005年桐生市に「将成鍛刀場」を開設し、日本美術刀剣保存協会 新作展覧会にて〈太刀 刀の部〉にて優秀賞三席、続いて2006年には〈短刀の部〉において努力賞一席を得る。2021年には、日本美術刀剣保存協会 現代刀職展において〈太刀 刀の部〉にて優秀賞三席、〈短刀の部〉努力賞三席を受賞。また、同年には工藤の刀が日本抜刀道連盟全国大会にて使用され、剣士が2、3段実技の部にて優勝する。

平安・鎌倉時代の名刀を本質的に捉えながら、少ない手数で美しく、機能的な刀づくり目指している。また、自身でたたら製造を行ったり、国外で作られた玉鋼を使うなど、自身の目指す鍛刀のために新しい技術や材料の研究を積極的に行っている。

刀剣以外での製作においては、分業制である刀鍛冶としては珍しく、柄や鞘にいたるまで自身で製作することも多く、その精密さからは若き頃から培われた審美眼をうかがい知ることができる。2024年には彫刻家の外丸治氏と銀座にて「刀と彫刻-木と鐵のにほい-」を開催するなど、刀剣鍛冶の技術を用いて、他分野との共同制作も積極的に行う。

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